夢の中で
夢の中の愛瀬^H^H相瀬を繰り返している。
僕は、貴女を愛している。
そう、これは夢の中の話、僕が貴女に逢える唯一の方法そして、僕に許された唯一の楽しみ...。
夢は、いきなり君のアップから始まる。僕の夢の始まりは、何時も同じで、君と歩いた街角の情景から始まる。ドンキホーテを左手に見ながら。
「どこに行っても、ドンキはあるんだね」そう僕が問いかける
「え?私の町には無かったよ。あぁ~馬鹿にしているね」
そんな他愛もないやり取りから夢は始まっている。その後、二人はお決まりのコースを辿る。
デパートの男性物の服を見たり、かばんを物色したり、君の服を見たりして過ごしている。
そして、今日だけは違っていた。二人して、アダルトショップに入って、おもちゃ ではなくて、下着を物色している。買うわけでもなく、二人してショーツを見たりして過ごした。
「私、Tバック て持っていないんだよね」
「買う?」
「う~。いらない。」
「いいの?」
「うん。だって穿いていくところないからね」
「え~私の前で穿いてくれないの」
「あぁ~そうかぁ...でも、いらない。」
「おしり擦れて痛そうだから...」
「じゃぁこれは?」
そうして、何度も試着を重ねて、黒色のナイトウェアを買っていた。凄く、淫靡な雰囲気で君の素敵な一面を見ることが出来て、僕は幸せだった。
シンデレラには、帰る場所も待っている人も居る。シンデレラタイムは終わりに近づいてきた。君と僕は、街灯が付いた街角を二人して歩いていた。軽く雨が降る中。僕は、君のバックにそっと持ってきたプレゼントを忍ばせた。君は気がついていなかった。
そして、君は最終が滑り込んで来たホームへと走り出した。僕は、その後ろ姿を見送った。
階段を降りる瞬間。君は、僕の方を振り向いて、何かを言ってくれた。僕は、どちらかだと思った
「ありがとう」か「楽しかった」だと...。
夢は、ここで醒めるハズであった・・・
何時もの夢は、そこで終わって、僕は君の居ない時間を過ごす事になる...はずだった。
「ん?」
「どうしたの?」(えっなんで君が、僕の部屋に居るの?)
「え?」
「あぁ台所借りたよ。朝御飯にしよ」(ん?何か変だ)
「え、あぁ~、うん。」
「冷蔵庫の中に入っていた物勝手に使ったよ」(あぁ夢なんだぁ~冷蔵庫に物入ってないからな)
「あぁいいよ」
「そうだ、ちょっと待ってて、持ってきた物があるの」
そう言って、君は、先日買った紙袋を取り出した。
「着替えるね。見ててくれるよね」
そう言って、君は来ていた物を脱ぎ始めた。そして、産まれたままの姿になって、僕の方を振り向いた。僕は、何も出来なまま、君を見つめていた。買ったナイトウェアは、コルセット状態になっていて、少し拘束する事が出来る(僕の好みが入っている)。君は、恥ずかしそうに、黒のナイトウェアを身につけていく。まずは、ショーツを着けて、後ろ向きになって、上を着ていく。そして、胸を押さえながら、肩越しに振り返り、
「ねぇ後ろ縛って」
君は、胸を隠しながらそう僕に話しかけた。
「あぁ」
僕は、それを言うのが背一杯だった。夢なのだと理解していても、先の展開が読めないのは不安になる。特に、大好きな君が目の前に居るから...。
僕は、君に言われたとおり、後ろの紐を引っ張った。少し、強いかな? っと思って、緩めようと思った時に、
「いいの、もっと強く縛って」
そう君は、僕に向かって、途切れ途切れの声で話しかけた。その時には、かなりの力を入れていた。
そして、縛り終えた。僕は、君の左肩に右手を掛けて、手を力強くひいた。君は、その力に呼応するかの様に、隠していた胸を僕に見せつけた。
「似合っているよ。素敵だね。やっぱり君には、黒が似合う。ピンクも可愛くて良かったけど、黒の方が似合っているよ」
そう言って、君を引き寄せるのが精一杯だった。
君は、何かを期待していたのか? それとも、ただ単に僕に見せたかっただけなのか?
それは、解らない。でも、僕は君の姿を見れて、君の声で僕に向かって囁いてくれるだけで満足なのだ...。
そして、僕は君の首筋に優しくキスをした。
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