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伝説の剣

朝日眞貴

2023-08-20
妄想小説
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夢の話(本編)

僕は、洞穴の前に立っていた。
洞穴の入り口は狭く閉ざされていた。そして、その入り口の近くに、門番が立っていた。
門番は、僕に向かって言った。
「中に入るには、君が持っている物を全てここで捨てていく必要があるんだよ。でもね、洞穴を抜けた先には、君が一番欲している物が待っているよ」
そう言われた。
『僕が持っている物?』
「そう、君が持っている物。物質的な物・お金。そして、経験と知識だよ。洞穴の中では、必要ない物だからね。」
『解った。でも、全部なの?』
「そう全部。君が生まれたままの姿になって、洞穴に入っていくの。そうすれば、君が望む物が手に入るよ」
『でも、ここで置いていく物も大事で欲して手に入れたものだよ』
「一つだけ君が中に持っていく事ができるモノが有るんだよ。それは、君が気がついていないだけで、本当に大事なモノは一つだけなんだよ」
『ふぅ~ん。拒否する事もできるんだよね』
「あぁ勿論。その時には、君は今のまま何も変わらない日常を過ごす事が出来るよ。でも、それで本当に満足?」
『?』
「満足かって聞いているの?確かに、必要な物は全部あるよね。でも、毎日満ち足りない日を過ごしているから、君はここに来てしまったんだよ。」
『うん。でも、置いていく物よりも必要な物が必ず手に入るの?』
「一応ね。でもね。君の選択次第って所もあるんだよ。どうする?」
『少し考えるって事は出来るの?』
「だめ。この洞穴はね。少し湿っている時にしか入れないの。それが今なの」
『よし。入ろう。』
「いいの?後戻りはできないよ」
『うん。いいいよ。』
「それじゃぁそこに全てを脱ぎ捨てて、洞穴に入るには、上部にあるクリを少し刺激すれば入りやすいからね。」
そこで、僕は始めて気がついた。洞穴が性器の形をしている事に...。
「それから、洞穴の中に入ると、君にとって大切な物が現れるからね」
『うん。解った。』
「それじゃぁスイッチを入れて入っていってね。上手く刺激しながらじゃぁないと進めないからね」
あぁそういう仕組みになっている。感じさせながら、濡れていることを選択しながら進む事になるんだね。
中は案の定湿っていたが、歩きにくい程ではなかった。少し不思議な気分になったが、ビラビラの部分を手で刺激しながら濡れてくることを観察しながら進むことにした。
壁部分は、両方を同時に手で押し広げて進む。ゆっくり奥に光が入るようにそうしないと、行く末が見ないからだ、押し広げる事で、奥から蜜があふれ出てくることが解る。そして、僕は奥に歩き始めた。
段々奥に入るに従って、壁は赤みをましてくる。足下にも道が続いている。手を押し広げていた手を話した瞬間。壁は閉じてしまった。もう手では、押し広げるのが難しい状況になっている。僕は、押し広げるのを断念した。その瞬間。
暫く、その場でしていると、目がなれてきたのか、段々回りの状況が見えてきた。その瞬間。いきなり、光が目に飛び込んで来た。そう、彼女が立っていたのだった。光り輝く輪の中に、僕がしっている君が、僕を待っていた。
『君だったんだね。僕が大切にしているモノ...そうだよね。なんで気がつかなかったんだろうね』
「そう。気がつかなかった。そう、そしてこれから先の案内人。かつみなら直ぐに気がつくと思ったんだけどな。少し残念。」
『ん?君が案内してくれるの?』
「違うよ。これから、かつみが選択しながら道を進むんだよ。私は、質問を出したり聞いたり、我儘を言うだけ。かつみに、それを聞いて欲しいの?叶えてくれなくていいから、聞いてちょうだい」
『ん。あぁそれで、全部置いてこいって事なんだね。』
「そ。」
『じゃぁ行こうか。一緒に』
「待って、今なら引き返せるよ。かつみの重みになるのは嫌なの。」
『何を言っているの?洞穴に入るときに、もう既に後戻りするつもりはなかったよ。それに、君の共に歩けるなら余計戻るつもりはないよ』
「でも、いいの?本当に?」
『あぁいいよ。僕は、君が何者でも、君が案内した先に何が有ろうとも嘆きもしないよ。君が欲する物全てをあげる事は出来ないけど、僕の力の及ぶ限り君にしてあげたいと思う。その気持ちに変わりはない』
「でも、私は...」
『いいよ。それでも、さぁ行こう。僕が欲している物が奥に有るんだろう。少なくてもそれを確認する迄は、一緒に行ってくれるんだよね』
「うん。」
『今は、それだけ解っていれば十分だよ。で、どうすればいいの?』
「えぇ~とね。これから先は、分かれ道になっているから、その都度どちらかを選んで」
『解った。』
「本当に?」
『うん。僕も君となら楽しいし、覚悟も決められるからね。さぁ行こう。』
「うん。解った、それじゃぁ行きましょう」
僕は、案内人と一緒にある事を決めた。君が、僕を求めているのか解らないが、少なくても、一緒に居る事を心地よい物として感じていてくれている事を信じて...。

ここからは、もう壁という壁を刺激しながら歩く。
まずは、入って直ぐの所にくぼみが有り、くぼみの中を刺激した。Tスポットと呼ばれる場所で、ここも直ぐに濡れてきた。ただ、僕自信欲している物を得ることが出来ないでいた。ここでは無いようだった。
そして、次にTスポットを刺激したと同じ先にあるゾーンを両足で刺激した。Tスポットからゆっくりと、奥に奥に歩いていった。この辺りも感じるのか刺激を加えることで段々の濡れ具合が激しくなって来ている。
僕は、体勢を入れ替えて、Gスポットの方の刺激を加えることにした。Gスポットを刺激していると、時折急激に狭くなって、締め付けられる感覚に捕らわれる。
Gスポットは、叩くような刺激の方が感じるようだった。確かに、Gスポット自体は濡れないので、摩ると痛いだろうし、傷つきやすいから。手を沿えて、全身を使って振動させた。僕の足元を凄い勢いで、蜜が流れていった。激しい振動よりも、手を沿えて、叩くような振動の方が気持ちいいようだ。
君は言う「もっと奥に行こう。」
『うん。奥に何があるの?』
「かつみが欲しいと思っている物ですよ」
『よし、行こう』
僕は、奥に足を踏み入れた。そこは、大きな壁が有った。奥に伸ばした手で弾くように刺激する。蜜が溢れてくる。ただ、そうすると入り口が凄い勢いで締まる。中も奥から外に波が向かうように締まる。あぁぁ~
そして、君は言った。
「ここが最終地点。最後にどちらかを選んで。」
『これが僕の欲していた物?』
そうそこには、2本の剣が刺さっていた。
「ううん。違うよ。これは、最後の審判なの。」
『どういう事?』
「あのね。どちらか選んで、私を襲って」
『え?意味が解らない』
「それが最後の審判なの?」
『なんで、君を切らなければならないの?』
「それは、私が望んだ事だからです。」
『でも、僕は君と一緒に居たい。君が望む物を一緒に物にしたい。そして、君が見ている夢を一緒に見たい』
「だから、その為に私を切って、もう一人の私を...かつみがどちらの私を選ぶのかを知りたい」
『両方はくれないの』
「うん。ダメ。選んで」
『...うん』
「うん。それじゃぁ最後の質問。
1.貧弱な「伝説の剣」
2.この世の中で「最強の剣」
どちらかを選んで。そうして、私を襲って。そうすれば、貴方が一番必要としている物が手に入るから...

・・・・

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